最新テクノロジーと若い世代の力で、被爆地の記憶を発信します。

長崎市の原爆資料館で原爆や戦争について新たなアプローチで迫る展示イベントが行われています。

子どもたちが挑戦しているのは、世界中で人気のゲーム「マインクラフト」。

プログラミングを使って仮想空間に戦前の長崎の街並みを再現します。

完成したのは原爆投下前の浦上天主堂です。

(参加した子ども)
「浦上天主堂は難しい方だと思うので作業しにくいこともあったけど、いろんなことが学べて嬉しかったです。」

長崎原爆資料館で開かれている「ミライの平和活動展」。

東京大学大学院の渡邉 英徳教授と研究室の学生たちが企画し、最先端のテクノロジーを使った展示物が並びます。

(永田拓巳アナウンサー)
「こちらでは自分の顔をスキャンして、映画の世界に入り込むことができるんです」

被爆者の救護にあたった看護学生の姿を描いた現在公開中の映画「長崎-閃光の影で-」。

エキストラの顔が自分の顔になり、まるで映画に出演したような気分になれます。

(参加した子供)
「面白かった。自分が写っている動画を見られたから嬉しかった」

長崎東高校の生徒が取り組んだのは戦前・戦後の写真のカラー化です。

大量の写真から蓄積したデータを基に、当時の人や物の材質などを自動的に判断してわずか数秒で色鮮やかな写真に生まれ変わります。

(北九州からの来場者)
「(カラー化した写真を見て)現実的に感じますよね。これから若い方が(戦争を)知らない世界になるから、(活動を)つなげるべきだと思う。」

( 長崎東高校 江川 こな さん)
「今回の活動で得られた知見とかは(今後に)活かしていけると思うので、伝承していきたいと思っています。」

会場ではVR=仮想現実でウクライナの惨状を体感したり、地図をタッチすると被爆者の証言を聞いたりすることができるコーナーも設けられています。

(東京大学大学院 渡邉英徳 教授)
「テクノロジーを通してまず入ってきてもらうと、そこから先にある被爆者の思い、2度とこんな思いをしてほしくないという願いに触れてもらえると思う。
そこがゴールになるといいなと思っている」

「ミライの平和活動展」は入場無料で8月17日まで開かれています。

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