午前の日経平均は続伸、米株安と円高一服が綱引き 決算物色は活発

 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比253円19銭高の4万0802円73銭と続伸した。写真は東京証券取引所で2012年6月撮影(2025年 ロイター/Yuriko Nakao)

[東京 6日 ロイター] – 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比253円19銭高の4万0802円73銭と続伸した。前日の米国市場での半導体株安が嫌気され関連株は軟調だったが、為替の円高一服や決算を手掛かりにした物色が支えになり、全般的に買いが優勢となった。

日経平均は119円安で寄り付いた後、一進一退となったが、中盤以降は徐々に上値を伸ばした。一時269円高の4万0819円に上昇した。日経平均への寄与度の高い半導体関連株が総じて軟調だったが、為替の円高基調が一服する中で輸出株を中心に全般的にしっかりだった。

東証33業種では32業種が上昇し、東証プライム市場の約8割が値上がりする中、TOPIXは朝方から堅調に推移した。市場では、米雇用統計後の株安からの米株の戻りを踏まえると「前日の日本株の戻りは物足りず、買い戻し余地が残っていたのだろう」(しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹シニアファンド・マネージャー)との見方が聞かれた。

市場では米景気への懸念と米利下げへの期待とが交錯しているが「今のところ、米景気失速の懸念はさほど強くない」(藤原氏)との声は根強い。

TOPIXは1.12%高の2969.55ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は2兆5400億7800万円だった。東証33業種では、値上がりは不動産や石油・石炭製品、機械など32業種、値下がりはサービスの1業種だった。

決算などを踏まえた物色は活発。三井不動産(8801.T), opens new tabやJX金属(5016.T), opens new tabが大幅高だった。セブン&アイ・ホールディングス(3382.T), opens new tabはしっかり。一方、リクルートホールディングス(6098.T), opens new tabやメルカリ(4385.T), opens new tabは大幅安だった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1304銘柄(80%)、値下がりは274銘柄(16%)、変わらずは44銘柄(2%)だった。

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