[北京 4日 ロイター] – 中国の首都・北京市は4日、再び豪雨が予想されるとして、16区全てで洪水対策の警戒レベルを最高位に引き上げた。北京では先週、2012年以来最悪となる洪水が発生し、多数の死者が出ている。
当局は、鉄砲水や土砂崩れの危険性が「極めて高い」として外出を控えるよう呼びかけている。万里の長城の一部区域も閉鎖された。
気象当局は、4日正午からの6時間で最大200ミリの雨が降る可能性があると警告した。北京の年間平均降水量は約600ミリ。
当局は、老朽化した治水施設の強化、予報精度の向上、避難計画の見直しを急いでいる。河北省の川沿いの保養施設では、増水した河川から3人の遺体が発見され、4人が行方不明になるなど、全国各地で洪水被害の報告が相次いでいる。
北京では先月下旬の豪雨により少なくとも44人が死亡した。死者の大半は、市北東部の密雲区にある老人ホームで、急な増水によって逃げ遅れた人々だった。当局は、この事態を受けて異常気象への対応計画に不備があったことを認めている。
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